富田睦子さん
富田さんが初めてベルリンにやって来たのは、1985年。それまでは、大学でドイツ文学を勉強し、卒業後は東京のカフェでバイトをしながら、ゲーテ・インスティテュートでドイツ語を勉強していました。
「デヴィッド・ボウイのファンで。アルバム『ヒーローズ』が好きで、ベルリンに住みたかったんです」
当時のベルリンは、『ヒーローズ』や、映画『クリスチーネ・F』の世界そのままだったとか。世紀末の、退廃的な空気が流れていたそうです。
富田さんが住んでいたのは、ベルリンの壁が開く前のクロイツベルク地区。バーやカフェが並ぶこのエリアへ毎晩のように出かけては、時代の空気を味わっていたのでした。
「もう毎日ベルリンに浸かっていて。このまま人生が終わってもいいと思いましたよ(笑)」
SOURCE: http://osanpoberlin.blog.fc2.com/blog-category-14.html
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